NYダウとは?
NYダウとは、アメリカの主要30社の株価を指数化したものです。
アメリカの有名な経済新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」を発行しているダウ・ジョーンズ社が選んだアメリカを代表する30社の株価指数で、ダウ工業株30種平均とも呼ばれているんですね。
(工業株といってもマクドナルドやコカコーラ、JPモルガンなど、工業とはあまり関係のない印象の企業が含まれているのは不思議なところではありますが・・・^^;)
日本には日本経済新聞社が日本を代表する225社の株価を指数化した日経平均株価がありますが、そのアメリカ版のイメージですね♪
NYダウの構成銘柄
さてそんなNYダウの構成30銘柄は以下の通りです。
わずか30銘柄といっても合計時価総額は2018年5月末で760兆円を超えています。(1ドル=110円換算)
東証1部約2,000社全体の時価総額が約593兆円ですので、NYダウがいかに巨大な企業で構成されているかがわかります。
(2018年5月末)
NYダウ構成銘柄 | 時価総額(10億ドル) | |
---|---|---|
1 | アップル | 922.227 |
2 | マイクロソフト | 749.88 |
3 | JPモルガン・チェース | 381.846 |
4 | エクソンモービル | 348.36 |
5 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 331.836 |
6 | ビザ クラスA | 267.058 |
7 | インテル | 253.131 |
8 | ウォルマート | 249.514 |
9 | シェブロン | 247.221 |
10 | ユナイテッド・ヘルス | 238.227 |
11 | ホーム・デポ | 218.774 |
12 | ボーイング | 212.013 |
13 | シスコシステムズ | 210.766 |
14 | ファイザー | 209.415 |
15 | ベライゾン・コミュニケーションズ | 200.108 |
16 | プロクター・アンド・ギャンブル | 186.231 |
17 | コカ・コーラ | 180.466 |
18 | ダウ・デュポン | 159.276 |
19 | メルク・アンド・カンパニー | 157.571 |
20 | ウォルト・ディズニー・カンパニー | 155.104 |
21 | IBM | 133.555 |
22 | ゼネラル・エレクトリック | 132.538 |
23 | マクドナルド | 126.79 |
24 | 3M | 119.783 |
25 | ナイキ クラスB | 115.047 |
26 | ユナイテッド・テクノロジーズ | 102.448 |
27 | キャタピラー | 95.026 |
28 | ゴールドマン・サックス | 93.254 |
29 | アメリカン・エキスプレス | 87.791 |
30 | トラベラーズ | 35.442 |
あらためてこの30社を見てみると自動車メーカーが1社も含まれていないんですね・・・
自動車メーカーといえば日本を代表するのがトヨタ自動車。
このトヨタ自動車の時価総額は2018年5月末時点で約25兆円。
これをNYダウ構成銘柄にあてはめると11位に位置することになります。
日本ナンバーワンの時価総額を誇るトヨタ自動車がベスト10に入れないんですね・・・
NYダウがアメリカを代表するというよりも、いかに世界的なビッグ企業で構成されているかがわかりますね!
NYダウの構成銘柄の遍歴
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアップルをはじめ、マイクロソフト、エクソン、JPモルガン、など名だたる超有名ビッグ企業から構成されるNYダウ。
NYダウを買うということは間接的にアメリカを代表するというよりも世界を代表する超有名ビッグ企業の株主(オーナー)になれることを意味するんですね。
そんなNYダウ構成銘柄ですが、時に衰退して株価低迷に見舞われることがないとは言えません。
もしそういった状況に陥ってしまった場合には、その時の勢いある優良企業と人為的に入れ替えが行われます。
30銘柄で構成されるNYダウですが、2015年に組み入れられたアップルをはじめ、2000年以降で何と10銘柄も入れ替えが行われているんですね。
ちなみにNYダウの算出が始まった1896年以降、2018年5月末までの間に渡りNYダウ構成銘柄に残っているのはGE(ゼネラル・エレクトリック)のみです・・・凄すぎ!
と、思っていたら・・・
GE(ゼネラル・エレクトリック)がNYダウ構成銘柄から除外!
1896年から100年以上に渡りNYダウに組み入れられていたGE(ゼネラル・エレクトリック)ですが、2018年6月26日に除外されることになりました(泣)
GEといえば発明家のトーマス・エジソンが創業した会社としても有名ですよね!
航空機のエンジンや発電所のタービン等をはじめ幅広い分野でビジネスを行っていたGEでしたが、業績が低迷し株価も2017年以降半分以下(32ドル→13ドル)になってしまっていたんですね・・・
NYダウがスタートした1896年から現在に至るまで唯一採用され続けていた最古参銘柄のGEでしたが、とうとうその座をドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスに譲り渡すことになってしまったのです。
NYダウ構成銘柄入れ替えの理由は?
NYダウ構成銘柄を入れ替える理由は何なのでしょうか?
それはもちろん投資家の利益を最大化させるためです!
NYダウの上昇に少しでも貢献しそうな銘柄に人為的に入れ替えることで、投資家の利益を少しでも上げていこうという考えなんですね。
いくら歴史があって最古参だろうが、社会的に愛着がある会社だろうが、株価が伴わずNYダウの足を引っ張るようなことがあればバッサリと切り捨てられてしまうのです。
逆に言えば、人為的に銘柄操作されたNYダウのような株価指数は、基本的に右肩上がりに株価が上がり続けていく仕組みになっているということなんですね。
その時代で最も勢いのある優良企業30社で人為的に構成されるNYダウ。
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