サイコロジカル・ラインとは?
サイコロジカル・ラインとは、当日の終値が前日の終値に比べ上昇していれば○、下降していれば●と換算し、これら○●の総数に占める○の数をパーセンテージで表したものです。
○が多いと「そろそろ下がるだろう」、●が多いと「そろそろ上がるだろう」という人間の心理を数値化したものなんですね。
サイコロジカル(psychological)とは「心理的な」という意味なのです。
ちなみにどうでもいいことですが、筆者は当初サイコロジカルのことを1~6の目が出るサイコロと勘違いしており、「奇数だと○、偶数だと●の丁半博打のような変なテクニカル分析だなぁ」という間違ったイメージを持っていた時期がしばらくありました(汗)
サイコロジカル・ラインの計算方法
さて、そんなサイコロジカル・ラインは、下記の式で表されます。
サイコロジカル・ラインの対象期間は一般的に12日という数字が用いられていて、その内の何日が○になっているかの割合が表されることになるんですね。
サイコロジカル・ラインの利用方法
一般的には、サイコロジカル・ラインが75%を超えると買われ過ぎ、25%を下回ると売られ過ぎと判断されます。
ただし、サイコロジカル・ラインのみを利用してテクニカル分析するのはあまりおススメできません。
というのも、1円あがっても10円あがっても同じ○で表されるので、極端な話、(11日分の○の合計値幅)<(1日分の●の値幅)ということがないとも限らないんですよね。
サイコロジカル・ラインはあくまで大まかなトレンドをつかむという目的で使用し、RSIやストキャスティクスといった他のオシレーター系の指標と併用するのが有効です。
是非あなたもサイコロジカル・ラインを日々の売買シグナルに利用してみて下さい!