GMOクリック証券の必要証拠金と任意証拠金、ロスカットレートとの関係

GMOクリック証券のCFD銘柄における必要証拠金とロスカットレートの関係

必要証拠金とは?

様々な銘柄がラインナップされているGMOクリック証券CFD

日本225や米国30、イギリス100といった株価指数をはじめ、原油やコーンなどの商品、AppleやFacebookなどの米国株、そして恐怖指数と呼ばれる米国VIなど様々な銘柄が取り扱われているんですね♪

これらの銘柄にはそれぞれ5~20倍までの最大レバレッジが設定されており、逆に言えば現物の5分の1~20分の1ほどの少ない資金で投資をスタートすることができるのです。

これがCFDの大きな魅力の1つなんですね♪\(^o^)/

例えば、株価指数CFDである「日本225」の場合、最大レバレッジは10倍に設定されています。

いま、日本225のレートが20,000円だとすると、日本225の最低取引単位は10倍ですから、本来であれば1単位を購入するのに200,000円の資金が必要になります。

ところが日本225はレバレッジを最大10倍までかけることができるので、その10分の1の資金、すなわち20,000円を準備しさえすれば日本225に投資することができるんですね♪

この20,000円は必要証拠金と呼ばれ、新規で注文を行う際、および建玉を保有している間、取引余力から拘束されることになります。

ちなみに、最新の必要証拠金はGMOクリック証券のホームページに掲載されています。

必要証拠金とロスカットレートの関係

それでは、最大レバレッジ10倍の状態である20,000円のみの必要証拠金をGMOクリック証券に入金し、日本225を20,000円のレートでポジション構築した場合、ロスカットレートはいくらになるのでしょうか?

具体的な計算方法は開示されていませんが、GMOクリック証券のCFDにおけるロスカットレートは必要証拠金の半分程度の損失で収まるように計算が行われ、その他様々なリスクを考慮して決められているようです。

必要証拠金20,000円の半分は10,000円です。

これはレート換算で1,000円分に相当しますから、日本225が1,000円下がったところの19,000円にロスカットレートが設定されるということになります。

ここで注意しなければならないのが、この時点でのロスカットレートは入金額の大小に左右されず固定されているという点です。

2倍の40,000円を入金したからといって、2倍のロスカット幅である18,000のロスカットレートになる訳ではありません。

もちろん、レバレッジ1倍の状態である200,000円を入金しても、ロスカットレートは19,000円のままです。

逆に言えば、レバレッジ1倍に相当する資金が口座に入金されているのに、レートが1,000円下がった時点で強制ロスカットされてしまうのです・・・汗

これを防ぐためには、自動的に設定されるロスカット幅を、次に述べる任意証拠金の入金及び設定で広げてあげる必要があるのです。

GMOクリック証券のCFD銘柄における任意証拠金

任意証拠金とは?

GMOクリック証券では、必要証拠金とは別に新たな証拠金を建玉ごとに割り当ててロスカット幅を広げることができるセーフティバルブシステム(S.V.S)と呼ばれる仕組みが採用されています。

建玉ごとにロスカットレートを任意に設定できるため、全ての建玉が一斉にロスカットされる危険性を回避することができるんですね。

これが他社との最も大きな違いの一つで、GMOクリック証券を使うメリットと言えるでしょう。

この新たな証拠金は任意証拠金と呼ばれ、必要証拠金により自動設定された比較的狭目のロスカット幅を任意証拠金分の幅だけ広げてあげることができるんですね。

いま、日本225の買いポジションを1本構築しようとします。

日本225のレートが20,000円の場合、レバレッジ1倍だと200,000万円の資金が必要ですが、日本225は最大10倍までのレバレッジをかけることができるので、最低20,000円の必要証拠金で買いポジションを構築することができます。

この時のロスカット幅は、必要証拠金の約半分の10,000円をレート換算した1,000円となり、ロスカットレートは構築したポジションのレートから1,000円下の19,000円に自動設定されるんですね。

しかし・・・日本225は比較的ボラティリティが高い銘柄で1,000円の値幅変化など日常茶飯事です。

自動設定されたロスカットレートが自分の投資スタイル(例えば短期投資など)に合致したものであれば問題ありませんが、長期投資目的で構築したポジションが1,000円程度の値下がりでロスカットされてしまってはたまったものではありませんね・・・汗

そこで任意証拠金の出番となります。

構築したポジションに対し任意証拠金を追加入金&設定することで、ロスカットレートを下げてやる必要があるのです。

任意証拠金とロスカットレートの関係

さて、GMOクリック証券の日本225の場合、任意証拠金とロスカット幅には下記のような関係があります。

任意証拠金=ロスカット幅×10

ロスカット幅を1,000円分増やしたい時は10,000円の任意証拠金、ロスカット幅を2,000円分増やしたい時は20,000円の任意証拠金が必要になるんですね。

これを建玉1つ1つに対して設定してあげる必要があるのです。

1~2本ならともかく、10本も20本も建玉を構築するとなるとそれなりの資金が必要になってきますね・・・

日本225の場合、1,000円や2,000円ぐらいの値動きは日常茶飯事ですから、最低でも3,000円、長期投資であれば5,000円ぐらいの値下がりは想定しておいた方が無難でしょう。

5,000円の値下がりを想定した場合、日本225のレートが20,000円だとすると、必要証拠金が20,000円(1,000円分のロスカット幅)と任意証拠金が40,000円(4,000円分のロスカット幅)、合計60,000円の証拠金がポジション1本につき拘束されます。

10本で600,000万円、20本で1,200,000万円の証拠金が必要になってくるんですね・・・

リピート系の自動売買などロスカットを想定しない戦略で資産運用をしようとした場合、それなりの本数のポジションを保有することになります。

1本構築しようとする時に最低でも5,000円分の値下がり、すなわち60,000円程度の証拠金が拘束される!ということを頭の片隅において投資するようにした方が良いでしょう!

まとめ

GMOクリック証券の日本225CFD取引における証拠金とロスカットレートについてまとめます。

GMOクリック証券のCFD取引(日本225)における証拠金とロスカットレートの関係
  1. 建玉1本あたりに拘束される証拠金=必要証拠金+任意証拠金
  2. 必要証拠金=ポジション構築時のレート
  3. 必要証拠金による自動設定ロスカットレート=ポジション構築時のレート-必要証拠金/20
  4. 任意証拠金=広げたいロスカット幅×10

是非これらの関係を頭の片隅におき安心安全な投資に努めて下さい!

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