高金利通貨徹底比較(トルコリラ vs 南アランド vs メキシコペソ)

高金利通貨の代表格といえば、トルコリラ、南アフリカランド、そしてメキシコペソの新興国3通貨ですよね!

ここではこれら高金利3通貨を徹底比較してみたいと思います。

政策金利で比較

実際の政策金利はどうなっているのでしょうか?

2017年10月時点の主要各国の政策金利は下記の通りです。

国名政策金利(%)
日本0.1
アメリカ1.25
イギリス0.25
ユーロ0
オーストラリア1.5
ニュージーランド1.75
トルコ8
メキシコ7
南アフリカ6.75

日本の0.1%は論外として(笑)、一昔前まで高金利と謳われていたオセアニア諸国も見劣りしてしまうほどトルコ、メキシコ、南アフリカの金利の高さが目立っています。

スワップポイントで比較

それでは実際のスワップポイントで比較してみましょう。

トルコリラ

トルコリラが取り扱われている主なFX会社とスワップポイントは以下の通りです。

(2017年11月10日現在、1万通貨単位)

スワップポイント(円)
マネーパートナーズ 91
ヒロセ通商【LION FX】 90
FXプライムbyGMO 90
SBI FXトレード 87
外為どっとコム 87
セントラル短資FX 85
FXトレード・フィナンシャル 83
GMOクリック証券(FXネオ) 80
マネースクエア 66

スワップポイントが一番高いのがマネーパートナーズFXの91円(年間33,215円)。

トルコリラ円の2017円11月10日時点の終値が29.32円ですから、年利11.3%にも達するんですね。

これはレバレッジ1倍の計算ですから、レバレッジ2倍で年利22.6%、レバレッジ3倍だと年利33.9%にも達することになります。

南アフリカランド

南アフリカランドが取り扱われている主なFX会社とスワップポイントは以下の通りです。

(2017年11月10日現在、1万通貨単位)

スワップポイント(円)
ヒロセ通商【LION FX】 15
ライブスター証券 15
SBI FXトレード 14
YFJX 13
マネックスFX 12
マネーパートナーズ 10
FXトレード・フィナンシャル 10
みんなのFX 10
セントラル短資FX 10
外為どっとコム 10
DMM FX 10
FXブロードネット 9
GMOクリック証券(FXネオ) 8
FXプライムbyGMO 6
マネースクエア 6
外為オンライン 5
インヴァスト証券(FX24) 5
ひまわり証券 5

スワップポイントが一番高いのがヒロセ(LION FX)とライブスター証券の15円(年間5,475円)。

南アフリカランド円の2017円11月10日時点の終値が7.89円ですから、年利6.9%になります。

これはレバレッジ1倍の計算ですから、レバレッジ2倍で年利13.8%、レバレッジ3倍だと年利20.7%になります。

メキシコペソ

メキシコペソ円が取り扱われている主なFX会社とスワップポイントは以下の通りです。

(2017年11月10日現在、1万通貨単位)

スワップポイント(円)
外為どっとコム 15
マネーパートナーズ 11
ヒロセ通商【LION FX】 0

スワップポイントが一番高いのが外為どっとコムの15円(年間5,475円)。

メキシコペソ円の2017円11月10日時点の終値が5.94円ですから、年利9.2%になります。

これはレバレッジ1倍の計算ですから、レバレッジ2倍で年利18.4%、レバレッジ3倍だと年利27.6%になります。

トルコリラと南アフリカランドとメキシコペソのスワップポイント比較まとめ

以上、まとめると下記表のようになります。

(2017年11月10日現在、1万通貨単位)

 為替レートスワップポイント(1日)スワップポイント(1年)年利(レバ1倍)年利(レバ2倍)年利(レバ3倍)
トルコリラ円29.32円91円33,215円11.3%22.6%33.9%
南アランド円7.89円15円5,475円6.9%13.8%20.7%
メキシコペソ円5.94円15円5,475円9.2%18.4%27.6%

年利で比較すると最も高いのがトルコリラ円で、レバレッジ1倍でも年利が10%を越えているんですね。

また、南アランドとメキシコペソは奇しくもレバレッジ1倍でもらえるスワップポイントは同額ですが、メキシコペソ円の方が為替レートが低いので年利は高いという結果になっています。

各通貨の為替レート

利回りだけでいえばトルコリラ円に分があるスワップポイント。

しかし、同じ1万通貨を購入する場合、レバレッジ1倍でトルコリラ円が約30万円必要なのに対し、南アランド円は約8万円、メキシコペソ円は約6万円で済みます。

この価格差は購入を決定する上で大きな要因の一つになるでしょう。

また、為替レートのトレンドも気になるところです。

各通貨とも数年単位のスパンで見ればダウントレンド中で、中でもトルコリラはきれいな右肩下がりで歯止めがかかる気配がありません。

一方の南アランドやメキシコペソは昨年頃から下落に歯止めがかかりやや反発しています。

おススメの投資方法

トルコリラ円、南アランド円、メキシコペソ円とも高いスワップポイントをゲットできる魅力がある一方、為替レート的には下落トレンドが形成されており安心して買い出動できる状態にあるとは言えない状況です。

そういった中で、大幅に安くなって割安感が増しているトルコリラを拾っていくか、あるいは下げ止まって反発している南アランドやメキシコペソを拾っていくかは個人の好みに委ねられるところだと思います。

ベストはこれら3通貨に分散投資していくことですが、資金的に厳しい方におススメなのがドルコスト平均法を利用したメキシコペソ円への投資。

メキシコペソ円は3通貨の中で最も為替レートが安く買いやすい上にスワップポイントも高く、その上過去最安値が4.878円と下値までの距離が短く安心感が非常に高いといった利点があります。

このメキシコペソ円を、例えばレバレッジ3倍の2万円で毎月10,000通貨ずつ購入していくというスタンスはいかがでしょうか?

メキシコペソ円は2017年11月現在6円前後なので2万円の証拠金があれば過去最安値がカバーでき、下値の心配も他の通貨に比べれば圧倒的に低い状態なんですね。

積立感覚で毎月値動きを気にすることなくメキシコペソ円に投資していく・・・忘れた頃には値上がり益とスワップポイントでかなりの資産に膨れ上がっていた、、、なんてことも夢物語ではないと思います。

是非あなたもこの機会にトルコリラ円、南アランド円、メキシコペソ円の投資生活を始めてみてはいかがでしょうか?

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